今回は、医学物理士の試験合格のことを調べても、なかなか体験談など出てこなかったので、勉強法と勉強時間、どういったテキストを使用したかを記事にしました。働きながらの挑戦だったので大学院生とはまた違うけどご参考までに。
医学物理士試験合格に向けての勉強時間
1月~5月
過去問を調べながら勉強を進めるも、物理工学系はとくに調べるのに時間がかかり1問で30分調べる等もあり心が折れかける。この期間は、仕事終わりに一時間から二時間程度過去問に出た内容をまとめたノートの作成をしていた。五月ごろからまとめたノートの内容を暗記する作業に入る。この時は、過去5年分のみ。(2013~2017)
記述試験対策として、記述の過去問を調べるのも並行して行ってました。
この時期が勉強しても前に進んでいる気がしなくて、一番精神的に辛かったかも。
6月~7月
ミニマム講習会二つともに参加し、そこで行った確認テストの復習とテキストの内容で今まで見たことなかった問題を深く調べる作業。それぞれの確認テストの結果は下記に示す。
ここで一度力試しの意味も込めた、ミニマム講習会での確認試験。後日、参加した人の平均点や得点分布がHPに載るから今自分がどの程度の位置にいるか、確認できるよ。
8月~9月
記述対試験策に参加し、テキストを基に勉強を進める。2012年以前の過去問も解き、ノートにまとめることもしました。少しでも点数を稼げないかということで、医学物理士認定機構のHPに載っている試験範囲のうち、項目がまとめられている部分があるのでそこから分からない単語を調べました。
一通り勉強も進み、中だるみの時期になったので、新しい知識を入れようと色々試したよ。
1か月前
ひたすら暗記。仕事終わりに毎日2~3時間の勉強。当直中も夜遅くまで勉強
これ以降は、新しいことはせずに勉強したことの定着を目的にした勉強をしたよ。
一週間前
夏休みをまとめて頂き、図書館にこもり朝から夕方まで今まで解いた記述以外の過去問や講習会のテストを全部解いて最終確認。(2009~2017まで)
最後の追い込み。ここで頑張れるかで結果が決まるといっても過言ではない!自分は、過去問の問題ならほぼ100%何が出ても回答できるってとこまでやって、みんなと同じスタートラインという考えで追い込んだよ。
前日~当日朝
記述試験対策のテキストとまとめたノートのみを持ち、前日入り。移動中と宿泊先でテキストを一度最初から最後まで一度読む程度。翌日の試験に向けて、会場を下見したのちに、無理に勉強しないで早めに寝る!
記述試験は3問のうち1問完登。2問は半分正解で残りは少しでも部分点を稼ぐためにそれっぽいことを記述したよ。
医学物理士試験合格のための勉強法
やってよかった勉強法
過去五年分の選択肢式のノートづくり
実際の試験の時も、同じような問題が多く出題されており大きな得点源となった。逆にここを落とさないことが試験合格への必須条件。
ミニマム講習会
物理工学系も医学生物系もテキストがとても参考になった。また、特に物理工学系のテキストの中で過去問に出なかったから調べてまとめたところが記述試験の問題として出てきた。
記述試験対策勉強会
実際に自分で過去問を調べても、合っているのかどうかわからず不安になるが、ここで頂いたテキストに解答例や出るかもしれない予想問題と解答例が載っているのでとても勉強がはかどった。実際に予想問題とは関係なかったが、このテキストの内容からも記述試験の問題が出題された。
やらなくてよかった勉強法
過去五年以前の過去問
本番の試験の時に、あまりにも過去すぎる過去問の問題は全く出てこなかったのと、古い情報の為やる必要が無いと感じた。
小項目などの単語調べ
これも全く出題されなかった。調べるのにも大変時間もかかり、この時間を別の勉強にあてた方が確実に合格に近づくと思われる。
記述試験の過去問
記述試験対策のテキストが無い時点での、過去問の勉強はただただ体力と時間を使うだけで、ノートにまとめても本当に合っているのかといった不安しか残らなかった。記述対策は対策勉強会のテキストをもらってからでも遅くはない。
医学物理士試験を受験する人に向けて
医学物理士試験については、周りに受験者や合格者の人がいないと何をどの程度勉強しないといけないのかわからないことがあるが、これが少しでもこれから医学物理士を受験する人の役に立てばいいなと思い、体験談を記事にしました。
医学物理士試験は出題範囲が広いから、心折れそうになるけどそれは他の受験者も一緒!あきらめずに頑張ろう。
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