医学物理士になったら日本放射線技術学会(JSRT)は退会しても大丈夫?

医学物理士

自分のような放射線技師から医学物理士になった人のほとんどは、すでに日本放射線技術学会に入会している人が多いと思います。

では、医学物理士になったら日本放射線技術学会は退会してもいいのか?と思う人も多いと思います。

結論から言うと、退会しても困ることはないのでご自由にどうぞ

といった感じです。

 

今回は、なぜ日本放射線技術学会を退会してもよいのか。

それ以外で入会すべきものは何かを記事にしました。

 

まず日本放射線技術学会とは

 

日本放射線技術学会では、本会主催の学術大会、部会、研究会、講演会、各支部の研究発表会、他学会との共催講演会へ参加および研究発表などの情報交換の場を提供すると共に、会員になっていただいた皆様には、刊行物の優先的配布等を行っております。

 

日本放射線技術学会HPより引用

 

年会費は13000円で、地方支部費として2000円が必須となるので総額15000円。

CTや放射線治療などの専門部会は1つ目の登録が2000円。

2つ目以降は1000円となっています。

 

そもそも日本放射線技術学会に入会して得られるものは簡単に言うと次の二つです

 

  • 放射線技師の学会や勉強会への参加費が安くなる
  • 放射線治療やCTなどの専門技師を受験して取得するのに必要

 

医学物理士が日本放射線技術学会を退会してもいい理由

 

日本放射線技術学会が主催の勉強会に参加することがほとんどない

 

そもそも医学物理士になって医学物理士会や医学物理士関連の勉強会しかほとんど参加していません。

他には、地方で開催される放射線治療の勉強会やメーカーのユーザーミーティングに参加するくらいです。

参加しない理由としては下記のとおりです

 

  • 医学物理士更新の単位取得に関係ないから
  • 放射線治療の勉強会だけでも多いので、それ以外に参加する暇がないから
  • そもそも必要性を感じないから

 

職場で、放射線治療以外にも仕事をしている方やいずれ他のモダリティに移動したい方の場合は参加した方がいいかもね。

 

医学物理士が入会すべき団体

 

日本医学物理学会(JSMP)

 

入会金:4000円
年会費:10000円

 

こちらは、医学物理士の試験を受験したり医学物理士として資格を更新するときに必要なので必ず入る必要があります。

 

医学物理士認定機構にも下記の通り記載があります。

 

(受験資格)
第 9 条 日本医学物理学会の正会員で、次の各号のいずれかを満たす者に受験資格を与える。
(新規認定)
第 12 条 試験合格後 5 年以内で、日本医学物理学会または日本医学放射線学会の正会員で、細則に定める業績評価点を有し、かつ次の各号のいずれかを満たす者を医学物理士として認定する。
(更新認定)
第 13 条 医学物理士の認定は 5 年毎に更新するものとし、日本医学物理学会または日本医学放射線学会の正会員で、細則に定める必要事項を満たす者の更新を認定する。

医学物理士認定制度規程より引用

 

医学物理士会(JCMP)

 

入会金:なし
年会費:6000円

 

こちらは、医学物理士のセミナーや実機講習などを主催している団体です。

こちらが主催する勉強会を受講する際に、正会員ならば半額程度で受講できます。

そのため、こちらの記事でも述べてますが医学物理士の更新のためには単位が必要です。

働きながら医学物理士の資格を取って職場で変わったこと

年間3回以上、最低でも受講する必要があるのでこちらに入会していれば十分元は取れると思われます。

 

日本放射線技術学会を退会しようとしている方へ

 

実際自分も、医学物理士になり日本放射線技術学会を退会しました。

退会するときの注意点としては、日本放射線技術学会の年度は3月から翌2月までとなっているので、4月までに退会すればいいやとのんびりしていたらもう1年分会費を払う羽目になってしまうので注意です。

 

医学物理士になろう 試験勉強から合格までの道のりまとめ

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