- 前回、下記の記事より医学物理士試験合格に必要な勉強時間と勉強法について記事にしました。
今回は医学物理士試験に働きながら合格した自分の経験から、医学物理士試験合格におススメのテキストやサイトについて紹介していきたいと思います。
おススメのテキスト・サイト
ミニマム講習会のテキスト(おススメ度★★★★★)
まず一番おススメなのはなんといっても医学物理士会で主催しているミニマム講習会のテキストです。
その中でも、物理工学コースは絶対に受講しておくことをおススメします。
医学生物コースは、放射線技師から医学物理士になる人にとってすれば、ほとんど知っていることや国家試験で勉強した部分と重なることが多いので、割愛しても大丈夫でしょう。
自分の懐事情と時間を考えて余裕のある人は行ってもいいんじゃないかというレベルです。
しかし、物理工学は結構マニアックの所まで出題されるのでこのテキストと講義を受けてしっかりと勉強した方がいいでしょう。
ちなみにミニマム講習会はまだ物理士に合格していない非会員の場合、物理工学もしくは医学生物のどちらかだけを受講する場合は2万円。
どちらも受講する場合は3万5千円と決して安くはない値段ですので、良く考えましょう。
記述式問題対策のテキスト(おススメ度★★★☆☆)
記述式の勉強は正直マークシートの勉強の延長なので、しっかりとミニマム講習会のテキストや過去問を調べて解けるようであればほとんど必要ありません。
どうしても記述式が不安だ。
記述式はどのように回答したらいいのだろうか。
そういった人にはこちらも医学物理士会で主催している記述式問題対策のテキストをおススメします。
こちらのテキストは、最近の過去問の模範解答や説明はもちろん、出ることが予想される問題も載っているため少しでも合格率を上げたいのなら受講するのもいいでしょう。
こちらは受講費が1万円で、試験のおよそ一か月前に開催されるのでそれまでの勉強の進捗状況などから必要だと感じたら受講しましょう。
過去問で学ぶ医学物理士試験対策(おススメ度★★★★☆)
こちらは群馬大学さんが運営している試験対策のWebサイトです。
マーク式の過去問の回答と解説をまとめたサイトになっております。
ただし、サイトのトップページにも記載されている通り解答は運営者さんが調べたものなので公式ではないため正答を保証するものではありません。
しかし、こちらのサイトの解説を参考に自身で調べたり、解説に乗っているキーワードからグーグルなどで検索したりなどこちらのサイトをうまく活用すればとても勉強がはかどります。
物理士試験の勉強で一番つまずくのは、勉強し始めの何を勉強すればいいのかわからない、過去問を勉強しても本当にあっているかわからない。
そんな時に、こちらのサイトが指針になってくれるでしょう。
スマホ一つあれば移動時間などの隙間時間でも気軽に勉強できるのでおススメだよ。
医学物理士のための出題基準&例題集(おススメ度★★☆☆☆)
こちらはミニマム講習会に参加することでもらえる問題集です。
物理士試験は解答を公表していないのが勉強を足止めさせる要因の一つです。
こちらのテキストでは医学物理士会の方で解答を出しているので、群馬大学さんのサイトよりは正答に信頼性があります。
しかし、マーク式の答えしか載ってないため群馬大学さんのサイトと組み合わせて勉強することをおススメします。
テキストを安く手に入れる方法
紹介したテキストのほとんどが医学物理士会の講習を受けなければ手に入らないテキストのため、とても費用が掛かります。
全部参加していると、ものすごいお金が飛んでいきます。
そこで、これらのテキストを安く手に入れる方法を2つ紹介します。
講習会で買ってきてもらう
ミニマム講習会でもらえる出題基準&例題集は講習会に参加してる人に頼めば、買ってきてもらう事が出来ます。
誰か、知り合いなどで講習会に行く人がいる場合は頼んでみるのも一つの手でしょう。
フリマサイトで買う
こちらは数が少なく不確実ですが、医学物理士試験が終わり合格発表が終わった11月くらいからメルカリなどフリマサイトでミニマム講習会のテキストや問題集などが結構売られてます。
書き込みが少しあったり、一年前のものではありますがとても安く手に入れることができます。
少し探してみるのもいいでしょう。
医学物理士試験のテキストを探している人へ
今回紹介したテキストはほとんどが講習会にて手に入るテキストです。
科目ごとにテキストを購入していると膨大な額がかかるのと、実際に知りたいことが載っていなかったりします。
医学物理士試験を合格するだけならば、今回紹介したテキストのみで十分事足りるでしょう。
物理士は合格してからの勉強のほうが多いので、試験くらいは効率よく合格したい人は一つの参考にしてみるといいでしょう。
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